古備前の買取り&うんちく

 京都から家財整理に帰郷されている方から「古い物を見て欲しい」とご依頼を受け、骨董品のお見積り・買取りをさせていただきました。


 旧旅館

今回買取させていただいた中で、一番目を引いた物が古備前の種壺です。

骨董の世界でいう「古備前」とは?
平安時代末期から江戸時代初期までに作られた備前焼を「古備前」と呼んでます。

古備前

今回買取した古備前から時代を検証。
●小石混じりの荒々しく、しっとりしたきめ細かな土味は、山土と田土を混ぜた室町から桃山時代(江戸初期)にかけての特色がバッチリ出てます。
●土色はこげ茶なので、室町の特長。桃山は赤土を混ぜていることが多いんで赤茶色が特徴的。
●室町時代に多いイカリ肩じゃなく、なで肩なので少し時代が落ちてくるかな?
●一概には言えないけど、三つ耳(取っ手)は室町時代に多く、四つ耳は茶道具が盛んになった桃山時代に多く見られる。
●口の玉縁が若干薄い。室町以前は分厚い玉縁が多い。口の形状も桃山時代に茶道具として人気が高かい葉茶壺的な形?!
●壺全体の作りが凸凹感がないので、紐作りじゃなく轆轤(ロクロ)を使ってる様子(底は紐でカットしているので平ら)なので、室町後期以降では?

と考えながら、下した判断は「桃山時代」。

備前のお師匠さんからいただいた虎の巻「窯印・手印解説書」で確認したら、「桃山時代」の欄に同じ窯印が載ってたんでひと安心(笑)

※あくまでも私個人の見解ですよ。

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今年は備前との出会いが多かった年です。

僕の好きな古備前はやっぱり大甕です。
それも室町(南北朝)時代の黒っぽい土味で肩が張り、口が真っ直ぐに立上っている力強い大甕が迫力があってカッコいいですね。

室町古備前三石甕

この古備前は買取り対象ではなかったのですが、立派な無傷の室町時代の古備前三石甕でした。
無傷の古備前は、百個のうちに一つもないくらい貴重なモノです。

室町古備前2石甕 室町古備前

瀬戸町総合運動公園に飾ってあった桃山時代の古備前二石甕。
桃山の土味は窯変が鮮やかに映えるんで優美に見えます。

やっぱり、地元岡山ってことで、他の焼き物に比べて備前焼には思いが入ってしまいます。

 

室町時代古備前
道具屋にも、室町古備前の三石甕がありますので是非ご覧ください。

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